学生の頃からぎゅーとらのお惣菜は好きでしたが、入社してあらためてその味ができるまでの苦労をあらためて実感しました。現在は、惣菜部門のチーフとして、売り場管理や食材の発注、パートナーさんへの作業指示などの仕事をしています。 売り場を自由にレイアウトできるのは、チーフの特権です(笑)。本部から指示のあったフェアやイベントに、独自のアイデアを加えることもありますね。たとえば「いかフェア」というものがあったのですが、そのときは「モンゴウイカのてりやき」というメニューを追加の企画として提供しました。あらかじめ決められたモノに自分なりのアレンジを加えることで、僕なりのぎゅーとらをアピールしています。
はじめてお客様からご指名で「奥本くんに□□をつくってほしいんだけど」って、惣菜調理を頼まれたときはうれしかったですね。ぎゅーとらは、お客様との距離がいい意味で近いんですよ。一度他店に行ってまた戻ってきたときは「久しぶりだな」といってくれるお客様もいらっしゃいました。 ただ、お客様とは決して「馴れあい」にならないように気を使っていますね。どんなにフレンドリーになっても、友達ではありません。敬意と感謝の気持ちを持って接することを心がけています。 お惣菜といえば「やっぱりぎゅーとら」って、思っていただけるようにがんばっています。ここがいちばんやりがいを感じるポイントですね。古くからの信頼を大切にしているお店なので、昔からの味付けがあるんですよ。それを求めてこられる常連の方もたくさんいらっしゃいます。地元の老人会の方々など団体で特別注文されるお客様や、「たこ焼きを焼いておいてね」という個人のお客様など、いろいろな方に愛されているんですよ。 そういったお客様に、これからもおいしく召し上がっていただくためにも、ぎゅーとらの味を大切にしていきたいですね。これからも手抜きすることなく、お惣菜づくりに励みたいと思います。お惣菜では絶対に誰にも負けませんよ。僕が愛をこめてつくってますから(笑)。
パートナーさんにはいつも支えてもらっていますね。入社したての僕にぎゅーとらの味を教えてくれたのも、たくさん経験を積んでいるパートナーさんです。先輩から「働いている人は機械じゃないよ」といわれたことがあって、今でも心に残っています。ひとつのパーツとして働いているんじゃない、ひとりの人間として働いているんだと。 お惣菜売り場は約8〜12人体制で動いているのですが、自分も12分の1なんだと思って、みんなと分けへだてなく力をあわせて仕事をするようにしています。人と協力しあうということの大切さを、ぎゅーとらで学びました。少しずつ経験を積んでいますが、まだまだ未熟者です。毎日が修行ですね。